020304 バンプー筏大作戦スタート

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今年度スタートした会のあたらしい事業です。
能会員が中心となり、竹を使ったイカダを手づくりして実際に川を下る計画です。
3年をかけて、多摩川を始めとした河川流域で交流をはかりながら、
舟運復活の実現性を実践で提案しながらしながら、BANBOOイカダの限界に挑みます。
皆さん、応援してくださいね!!

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バンプー筏作戦その1
能さんからの激文

バンプー筏の切り出しは3月3日を予定してます。
場所は山梨県上野原町芦垣で武田信玄の関東地方への出城だといわれている場所です。
15分ほど登れば、高尾から陣馬山まで見わたせる尾根にでます。
芦垣〜和見〜権現山までは、景色のよいトレッキングコースです。
今回は、竹の切り出しと割れないように日陰で乾燥させようと考えてます。

竹の割れない保存方法を知っている人がいたら教えてください。
森田さん、三郎さん時間をあけてください。お願いします。連絡を待ってます。
待ち合わせ場所は稲城長沼あたりを考えています。
道具はそろってます。竹スキーも作りましょうか?

静かなおすすめのスポット。
静かな町に静かな刺激を皆さんにお願いします。
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バンプー筏材料切り出し編

悪ガキ3名、大奮闘の巻

                                      written by 稲城の子供

3月3日朝7時稲城長沼発
西村、中川、能の3人でいざ出発。
安藤夫妻と上野原で合流。
安藤家で一休みのあと、早速竹の切り出しに行きました。

西村さんは、力仕事は得意と脚立を担いでいざ出発。
竹の切り出しは、水を吸う前の11月か12月が虫が付かない等々を伝授され、
今年の竹の切り出しは11月末にもう一度行う必要ありと判断。
悪ガキ3人が急斜面で悪戦苦闘の末、やっとのこと30本程度、切り出しました。

そこで昼食となり、安藤のお母さんの手料理に舌鼓、とても美味しかったです。
午後から、運搬軽トラックを借りて運搬したが、多摩川にどのようにして運ぶか
今後の課題発見、とりあえず安藤家の軒先に一次借りおき。
近所の人(守屋氏)から声がかかり、切り出した竹があるから、必要ならどうぞ
見に行ったら、そこには孟宗竹の宝庫。
筏下りの事を話したら、たいへん興味を示されました。
ここでも、11月にもう一度切り出す約束をし、作業終了。

今回の収穫−真竹の筏2艇、孟宗竹の筏1艇以上。
水分が抜けたら、組み立てます。
その時は協力をお願いします。西村さん、中川さんご苦労様でした。
稲城到着午後7時。以上、報告します。

                                             
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目覚めた竹は・・・
                                    written by 西村少年

早朝、バンブー筏作戦開始、能夫妻、中川と西村4人、
真竹の抜採のため山梨県芦垣に向かつた。

中央高速上野原ICを下り、和見川沿いに北上、
山裾を巡つて能車が頂上まで登り詰めると、
目に飛び込んで来たのは、山紫水明の芦垣の農村である。

風花の舞う村の中に安藤家はにあつた。(子息が能さんの友人)
上がり框で、安藤家で用意してくれた靴、作業衣を着て、
作業場でノコとナタを取り、杉林と沢の間の舗装道路を下る。
いよいよ作戦開始である。

目指す竹藪は杉林と共生している上に、延び放題、
おまけに斜面なので、抜採は足をとられて思うように行かず、
慣れるのに時間が掛かつてしまつたが、子息の働きで補つてもらい、
目標を達成することができた。(この日子息夫妻は助ツ人に来ました)

昼飯は安藤家でご馳走になる。
畑で採れたものばかり、例えば
エシャーレツト、蒟蒻の刺身、蕗のとうの揚げ物
、ジャガイモの煮物に生ほうれん草のサラダなど、すべて
無駄がなく美味、文字通り安藤家の懐石だつた。

午後は現場で、筏の丈を想定、切り出した真竹をノコで引き、
軽トラに載せて安藤家までの運搬である。
水気をたつぷり吸つた真竹は重い。それに2人を加えた
軽トラ(安藤家の新車である)は悲鳴をあげて坂道を2往復、
ついでに森谷家の孟宋竹も欲張つて3往復、後は全員リレー
で竹を運び安藤家の軒先に1本1本丁寧に並べ積んで寝かした。

午後5時過ぎ、筏作戦無事終了。
目覚めた竹がどんな筏になるか、誰も分からない。
願わくば良い筏師の手によつて、花の筏に生まれ変わつて
多摩川を下つて欲しい。その為に汗を流したのですから。

最後に、お世話になつた安藤家の未亡人、子息夫妻、並びに
能夫妻と中川さんに御礼を申し上げます。


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