両岸にけぶる桜並木。
川沿いは花見客であふれ、立ったまま、
あるいは座り込んでの大宴会の真っ最中でした。

いつもは、タンカーくらいしか通っていない川面は、
屋形船、水上バス、小舟、モーターボートのラッシュ。
その中を、ちょんまげをつけた船頭さんの舟や、
屋形船のお客さんにお土産を売る舟が走り回っている。
これぞかぶき者。軍団組んだ水上バイクの連中が
大見得をきって川をさかのぼって行く。



ブルーシートハウスの先住おじさんたちは
一斗缶をたたいてハモニカ吹いて踊り、
町会のおばさんたちも負けじと、そろいの浴衣で舞踊り・・・
茶店では、日本髪、着物姿の向島芸者のきれいどころが、
たすき掛けで立ち働いてるし・・・

圧巻は麦藁帽にほんものの葉っぱを飾りつけ、
へんてこりんな着物、手甲きゃはんをつけた女性。
正座して目を固くとぢ、
三味線を琵琶の様にベンベンひいていました。
傍らのザックにくくりつけた石碑には、
「遊行踊行」とありました。

まあ、めくるめくというか、なにもかもが、
今、目の前で起こっている出来事、風景とは思えなんだ。
原色の平成絵巻。

私たちも向島側の町会が出しているテントで、
アサヒ缶ビールをやから揚げなどを購入して
歩きました。
いつも愛飲している★印が無いのも、致し方なし。
何せ、
巨大●●●をいただいた
アサヒビール本社のお膝元ですもんねええ。