ヨーロッパを旅すると、
水辺風景が都市や人々の生活に溶け込んでいる印象を受けます。
歴史や文化、地形による河川の特色などの違いはありますが、
水辺空間が人間に与えてくれる心のやすらぎは世界共通のもの。
これからの私たちの川の風景づくり、川との係わりなど、
参考にしたいところが沢山あります。

写真 ドイツ・ハンザの港

「ハンザの女王」と呼ばれたふたつの中州の島にある町、リューベック。戦争で破壊されたがハンザ時代の倉庫や協会などの街並み、運河が復元されている。
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オランダの運河

オランダの運河には人と自転車の専用橋が多い。

 

写真 ドイツ・マイツの朝市

日曜日に朝、マイン川のほとりに市民のボロ市が立つ。
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石のアーチをくぐる遊覧船(イギリス)

19世紀始めにロンドンにつくられたリージエント運河。かつての馬車道は遊歩道として整備され、背後の邸宅は、運河管理者が販売した分譲マンションで、その収益は運河の維持管理にも充当されている。

 

写真 カフェテラスのボート

イツ、イルメナウ川沿いのカフェテラスで。むぞうさに舟がもやわれて、日常生活の中にに川と舟が生きていることが伺われる。
緑陰の老人

水辺空間は、いづこでも人々の憩の場である。
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ライン川の遊覧船

ライン川遊覧の良さは、次々と続く風光明媚な城や街並みである。貨物船や石炭舟も重なり合うように川を上り下りする。ここでは川が運搬のための重要な要路として生きている。

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フランス・ミディ運河の閘門(ロック)と  
  クルージング

ヨーロッパの運河では、一般 の観光客が簡単な講習で舟の運転免許を取得し、キッチンやバスが完備された舟をチャーターしてクルージングを楽しむシステムが完備している。クルーは力を合せて数々の閘門を通 過しながら、舟旅を続ける。困難もあるが、クルージングの醍醐味を存分に味わえる数日間である。