040509 「ちばアイランドぐるっと一周しま巡り」助っ人奮戦記
2004年5月9日からスタートした「ちばアイランドぐるっと一周しま巡り」。
海から千葉県を知ろうと、ヨットやボートに子ども達が乗って、九十九里を始め、房総半島をぐるっと1年がかりで回ろうという企画。地域交流センターの呼びかけで、山田会員が協力参加してきました。そのレポートが届きましたのでどうぞ・・・
会場とスケジュール

受付(11:00〜)開会式(11:30)は野田市関宿(関宿城博物館周辺河川敷
  開会式終了後、江戸川河川敷に移動
12:00  フラッグ授与式・船出の乾杯・軽食
12:45  Eボート・カヌー出航
13:30  流山に到着(Eボート後片付け)
15:00  浦安マリーナ交流会開始
16:30 終了予定 おつかれさま〜
▲ 雨にけぶる江戸川の風景。山水画っぽい
photos by:Atsushi Yamada

「ちばアイランドぐるっと一周しま巡り」
              レポート:山田 篤会員

5月9日、日曜日。今にも泣き出しそうな曇り空。
とはいえ、(実は)今年はじめての川下りということで、気分は上々。金丸さんの「僕は晴れ男なんですよ」という一言に勇気づけられました。少なくとも、午前中までは。

そもそも、なぜ「ちばアイランド」か?「千葉県は島である」
ということを言い出した人がいるのです。北は利根川、東は江戸川。千葉県は四方を水に囲まれた「島」なのだ、と。そんなわけで、「島」をぐるっと一周し、県内の各地域の交流を図る、というイベントが始まったわけです。


▲ 
出発地点の桟橋。舟を下ろすのは大変でした
今回のコースは、千葉県野田市の関宿から宝珠花橋までの7.5km。なんせ土地感のない場所。いまだにどこを下ったのか、よく分かってません。関宿は、江戸時代に交通の要衝として栄えた場所だそうです。

午前中にEボート3艇を準備しているうちに、雨がぽつぽつ。そんな中で開会式が始まりました。スーツ姿の来賓が大勢つめかけていた開会式。実は、大したイベントだったのです。何にも知らずに来てしまった。まあ、いいか。
出発前に地元の商工会の青年たちが用意してくれた昼食をいただきました。野田は有名な醤油の生産地。おそばにも、若干のこだわりがあったようです。


 船出のための銅鑼が用意されています
 
 
 
実行委員長のマイク真木さん。素敵ですねえ・・・
▲ 川下からエンジンボートで上がってこれます


▲ 
一緒に漕いだ小学生の女の子たち。頑張りました。
予定より少し遅れてEボートは出発。今回は、ラダーは一緒に来ていた菅原くんにまかせて、先頭で舟を漕ぎました。乗り込んだ10人は、ほとんど初心者とのこと。小学生の女の子も3人同乗。

川での楽しみは最初が肝心なのです。楽しく漕げればいいな、と思ったのですが、雨が時折激しく降るあいにくのコンディション。なのですが、川下りの環境としては、江戸川は非常にいい川だと思いました。水量が豊富で、流れがおだやか。川の中の障害物もほとんどない。川幅が広く、Eボートの競争もできる。(実は、乗っている人たちをけしかけて競争をしてしまった。)両岸に広がる自然の景色が目を楽しませてくれる。そして、雨のせいかもしれないけれど、釣師が少ない。

1時間で下る予定が、実際には2時間近くかかってようやくゴールに到着。小学生たちが、ずっと頑張って漕いでくれたのが嬉しかったですね。

ところで、ここからがハプニング続出。陸上輸送の体制が十分でなかったのか、車がなかなか到着しない。参加者を乗せて帰るはずのマイクロバスが、全員を乗せる前に出発してしまう。何より、到着が遅れたので次のイベントである交流会に誰も参加できない。雨もやまない。イベントの組み立てとしては、課題を残したものだったと思います。

安全面では、ゆったりした川だったので、不安はそれほど感じませんでしたけれど、Eボートを先導するカヌーなどがあればよかったと思います。下見を十分にできない中での川下りでしたので、障害物などを先導艇が知らせてくれればよかったのではないか、と。
あとは、漕ぐことばかりに集中してしまったのが反省点ですかね。もうちょっと「楽しむ」ための演出があった方がよかったかな、と感じました。
いろいろあったけれど、楽しく過ごした一日でした。
おつかれさまでした。


 川幅が広くて漕ぎやすい川でした。


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